丸みがあってツンと上を向いた若々しいバストは女性の憧れですよね。
バストに自信があると、露出のある服や水着も堂々と着こなすことができます。
でも、年を重ねるにつれてバストの位置がだんだん下がってきていると悩んでいる人はいませんか?
そんな人は、胸を支える「クーパー靭帯」が伸びたり、切れてしまったりしているかもしれません!
そこで今回は、人知れず胸の形をキレイに保ってくれている、縁の下の力持ち「クーパー靭帯」についてお話していきます。
「クーパー靭帯」とは?
引用:https://rinto-style.jp/coopers-ligament/
クーパー靭帯(じんたい)とは、乳房の中の乳腺・皮膚・筋肉・脂肪をつないでいる結合組織の事です。
コラーゲンが主な成分で、、乳脂肪が脇の方に流れないようにする役割もあります。
このクーパー靭帯が胸の中の組織をグッと吊り上げてくれているおかげで、乳房はツンとした上向きに保たれるんですね。
クーパー靭帯は、伸びたり切れてしまうとどうなる?
クーパー靭帯は、乳房の揺れに合わせてビヨンビヨンと伸縮しそうなイメージですが、残念なことにあまり伸びたり縮んだりするものではないんです。
なんと、一度伸びたり切れたりしたら最後、ほぼ永久に元に戻らないという性質をもっています。
つまり、クーパー靭帯は再生不可能なのです!
そうなってしまうと、恐ろしい事に乳房はどんどん垂れてしまいます。
また、クーパー靭帯は切れても痛みがないので、今現在どんな状態にあるのか自身で調べることができません。
クーパー靭帯が切れてしまう主な原因7つ
クーパー靭帯がどうして伸びたり切れたりしてしまうのか、その原因が分かればクーパー靭帯を守る事ができますよね。
そこで、クーパー靭帯が損傷してしまう主な原因を7つご紹介します。
バストがどんどん垂れないうちに、早めの対策をしていきましょう!
ふだんノーブラでいることが多い
ふだんノーブラが多いなんて人は、クーパー靭帯にとっては良くありません!
最近はブラトップのような胸に添えるレベルのブラが楽チンで、種類も多くなってきましたよね。
でも、クーパー靭帯を守るためにはある程度バストの支えが強いブラをつけることをおすすめします。
ジョギングなど激しいスポーツをする時
ジョギングや激しい運動をする時は胸が激しくゆれて、時には痛みを伴う時もあるはずです。
そんな時にクーパー靭帯は激しく損傷する可能性が高く、ひどい時は切れてしまうんです!
妊娠をして胸が大きくなる時
妊娠して、赤ちゃんにおっぱいをあげるようになる時、胸は突然大きくなりますよね。
人によっては2サイズ~3サイズまで大きくなる場合があって→り、なんだかとても嬉しい気持ちになっちゃいます。
しかし、嬉しいと思っているのもつかの間、乳房は授乳期間が過ぎるとともに小さくなってしまいます。
その時、伸びたクーパー靭帯も一緒に縮んでいく…ということは無いのです!
なんとショックな事に2サイズ近くまで伸びてしまったクーパー靭帯は元に戻らず、そのまま伸びっぱなしになるため、それが胸の垂れる原因となるのです。
加齢で靭帯が伸びてしまう
加齢とともに、私たちのカラダは必然的にたるんでいきます。
クーパー靭帯も然りで、お腹がたるんでしまうのと同じように、だんだんと衰えていきます。
乳房の重さはさほど変化しないのに、クーパー靭帯などの内部の組織が衰えるので、重力に負けて垂れていくというわけですね。
猫背である
猫背だと、胸の周辺にある大胸筋と小胸筋がダルダルっとたるんでしまいます。
大胸筋や小胸筋は、クーパー靭帯を支えているので、筋肉がたるむと必然的にバスト位置も下がっていくんですね。
姿勢をきれいに保つことはとっても大事です!
ナイトブラをしていない
ナイトブラは、バストをきれいに保つ上でとても重要なアイテムなのです。
みなさんは寝る時どんな姿勢で寝ていますか?
体を横にして寝る人は、当然胸も横に流れてしまうわけですが、そうするとクーパー靭帯は横に伸びっぱなしという事になりますよね。
現代人の平均睡眠時間は6~7時間ですが、その長い時間ずっとクーパー靭帯に負担をかけてしまうのです。
また、きちんと上を向いた姿勢で寝ていても、寝返りをうつたびにクーパー靭帯少しずつ 損傷していきます。
そんな時ナイトブラがあれば、優しい力で胸を固定してくれるので靭帯に負担をかけずに済むのです。
ブラのサイズが合っていない
締め付けがきついブラを無理してつけていませんか?
からだの組織は血の流れによって栄養や酸素を運び、いらなくなった老廃物を取除きます。
きついブラのせいでそれが妨げられると、コラーゲンなどの栄養不足が起こってクーパー靭帯が衰える原因になるのです。
ブラはちゃんとサイズの合ったものを付けるようにしましょう。
クーパー靭帯を伸ばさずキープする方法4つ
クーパー靭帯が伸びてしまったら大変!
そんな事にならないように、4つの注意点をご紹介します。
スポーツをする時は必ずスポーツブラをする
先ほどクーパー靭帯が伸びてしまう原因でもお伝えしましたが、スポーツをする時は必ずスポーツ専用のスポブラを着用するようにしましょう。
寝る時はナイトブラでクーパー靭帯を守る!
就寝時は必ずナイトブラをつけて、寝返りをしたりする時にクーパー靭帯が伸びないようにしましょう。
ナイトブラは胸の動きに合わせて作られているため、胸を固定してくれます。
また、ほどよいホールド力なので、寝るときに胸を締め付けたくないという人にもおすすめです。
出産時のバストケアをしよう
出産後はバストが下がらないうちに、早めのバストケアをする事をおすすめします。
しかし、授乳期の女性の胸はすごくデリケートになっていますよね。
そんな時は、緩めでもいいので授乳用ブラなどを使ってできるだけクーパー靭帯を支えるようにしましょう。
出産後はバストが大きくなりますが、授乳期を過ぎるとまた元の大きさに戻ってしまうので、できればその変化に合わせてブラをこまめに付け替えるようにしましょう。
姿勢改善で垂れを防止する
ふだんから猫背にならないように、キレイな姿勢を意識して生活するようにしましょう。
姿勢をキレイに保つのは、案外筋肉を使うからはじめのほうは筋肉痛になってしまうかもしれません。
クーパー靭帯を支えるには、大胸筋と小胸筋を鍛えていくことが大事です。
クーパー靭帯を強くする方法は?
クーパー靭帯は再生不可能というようにお伝えしましたが、強くする方法はないのでしょうか?
クーパー靭帯を強くした上で、日々のバストケアをしていけば、10年後のバストもきっとキレイに保つ事ができますよね。
コラーゲンサプリを飲む
クーパー靭帯はコラーゲンの成分を多く含んでいるため、コラーゲンが含まれているサプリを摂取すれば、クーパー靭帯を強くすることに繋がります。
バストアップに効果があると言われているサプリはドラッグストアなどで多く販売されています。
中にはコラーゲンだけでなく、女性ホルモンの働きをスムーズにする「プエラリア」などを含んだものもあるのでおすすめです。
エステの光豊胸
エステサロンでは、「光豊胸」とよばれる手術を実施しているサロンがあります。
「光豊胸」とは名前の通り、光を用いた豊胸術で、メスを使わないバストアップ法です。
特殊な光をバストに照射することによってコラーゲンの生成をサポートし、脂肪細胞を大きくしてくれます。
コラーゲンの生成が促進されるとクーパー靭帯が強くなり、きれいなバストを保つことができるというわけですね。
まとめ
胸を支える上で大切な「クーパー靭帯」の役割についてご説明いたしました。
クーパー靭帯は、伸びてしまうと元に戻すことはできないので、今の状態をいかにキープするかが重要です。
クーパー靭帯に負担がかからないようにしっかりとセルフケアをしていけば、5年、10年先まできれいなバストを保つことができます。
胸が垂れてしまうその前に、今からできることを少しずつ実践していきましょう♪